関目の将棋屋さん | 日記 | 1月おしまい

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関目の将棋屋さん の日記

1月おしまい

2021.01.31

今月最後の日記は「必死問題、将棋屋さんはこう考えた!」です。
来月もよろしくお願いいたします。
ではどうぞ。

前回の必死問題の答え(図面は最終手▲1五歩まで)
▲4二龍
△1四歩
▲同香
△2四歩
▲4六桂
△同龍
▲1五歩
までの7手必死

「龍をひとつ引いたらおしまいちゃうの?」な問題図ですが、なかなかしぶとい。
初手▲4二龍。
これは▲3一銀不成とかの厳し~い開き王手を狙っていますが…。
2手目△1四歩と逃げ道オープン!
対して「▲1四同香△同香▲2四歩まで(※)」と思いきや、香を取らずに△2四歩(正解手順4手目)という受け方がありました。
※の手順ではこっちから▲2四歩なのに、正解手順では相手から△2四歩なのが面白いと思います。
さて、面白がりながらも考える、と。
「この△2四歩は打ち歩詰めやけど、いったいなんなんや?」。
そのココロは「開き王手されたら、2三~1四と逃げる」。
ということで、攻める側の発想はこうなりますでしょうか。
1)打ち歩詰めを解消して▲2三歩△同なんとかの形にする。
2)1四の香を取られなくする。
そや、桂跳ねて▲1五歩まで(正解手順)、必死や!
…とまぁ、えらく理路整然と説明させていただいてますが、実際に解いていた時は、???でした。
頭の中は「3八になぜかケーマが居るなぁ…」だけでした。
とりあえず▲2六桂と跳ねてみる。
すると、1)が浮かびました(▲3四桂△同龍▲2三歩△同龍の狙い)。
でも跳ねた桂を取られると、どーにもこーにも…。
解決策は見つからんわ、全然別のことを考えてしまうわと、困った状態に陥るワケです。
その内、「4六にも跳ねれるんか!」となり、△4六同龍の局面を思い描くと、1五に歩を置く(発想のふたつ目)のが見えてきた、ということでした。
最終図、△3三銀なら▲3一龍、他の受け方には銀が動く開き王手で詰みます。
めでたしめでたし。
なお、正解最後の3手を▲1五歩△同龍▲4六桂と手順前後すると、受かってしまいますので気ぃつけてください(△3五金で受かる)。

1月おしまい

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