関目の将棋屋さん の日記
-
よいお年を
2020.12.27
-
今年最後の日記です。
ということで、年末年始のお知らせです。
冬休み:12月27日(日)~1月5日(火)
指し初め:1月6日(水)
今年もありがとうございました。
新年もよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
前回の必死問題の答え(図面は最終手▲1五香まで)
▲3二金
△1二金
▲2四桂
△同飛
▲1二歩成
△同玉
▲1五香
までの7手必死
初手の金打ちは「取ったら▲1二香で詰みますよ」と言っています。
もちろん、ほっとけば2二の金を取って詰み。
この金打ちを発見すれば合格という気もします。
もし△3一金と受けても、▲2二桂成△同金▲1二金△同金▲同歩成△同玉▲1四香△1三合▲2二金打までですから、「1手必死の間違いちゃうか?」と思ってしまいます。
ところが「不自然な受け」がありました。
歩に体当たりする△1二金です。
「タダやん♪」と▲同歩成としてしまうと、△同玉のあと、1三~2四~太平洋、という逃げ道ができてしまう!
ということで、▲2四桂。
「取ったら2四のマス目がふさがりまっせ」と言ってます。
とはいえ取るしかないです。
△2四同歩なら、▲1二歩成△同玉▲2二桂成△1三玉▲1五香△1四合▲1二金まで。
ということで、桂馬は飛車で取ります。
「歩で取るんと何が違うん!」と先ほどと同じ手順で王手を続けてしまうと、最後の△1四合のところで△1四飛とされ、2四の退路を開かれ「うわ~」と言うハメになります。
桂馬を成らずに、じっと香を置いておけば(今日の図面)、次こそ▲2二桂成の両王手の詰みが受かりません。
△1三玉と▲2二桂成を誘っても(つられて桂を成ると△1四飛で「うわ~」)、「元のとこに戻りなさい」と▲1二金と打ち、しぶしぶの△同玉の一手に▲2二桂成まで、です。
最後までおつかれさまでした。
