関目の将棋屋さん の日記
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お見事でした
2016.08.10
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さっそく図面をご覧ください。
お客さんが中飛車から角道をとめて穴熊に。
対して私が「玉頭からガチャガチャしまっせー」と銀を出たところです。
反射的に▲3六歩としそうですが(それでも悪くないと思います)、お客さんは別の手を反射的に指されました。
▲4五歩。
対して「追われてもないのにバックできん」と△2六歩と突っ掛けました。
ら、そのタイミングで▲3六歩。
「指させて指す」の見本のような指し回しでした。
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前回の詰将棋の答え
▲2一龍
△同玉
▲3二角(ここで▲3二金は2四が空いていてダメ。指しにくい重ね打ちが正解)
△1二玉(△2二玉なら▲3四桂~▲2三角成~▲2一飛以下)
▲2四桂
△同飛(△同飛以外なら何でも▲2三角成)
▲2一角成
△同玉
▲3二金(ここでやっと▲3二金。角桂を使って2四をふさいだ格好)
△1二玉
▲1三歩(相手の1四の歩にすべらすように打つと気持ち良い)
△同玉
▲3一馬
△1二玉
▲2二馬
までの15手詰
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▲3六歩からは、△2七歩成▲3五歩△2六と▲3四歩と進みました。
途中で△2八と、と銀を取ると▲2八同飛がピッタリになります。
このあとも丁寧な指し回しでお客さんの勝ち!
会心の笑顔となりました(^-^)v
なお、図面の4七の金は5九からやってきました。
つい3八にもっていきそうになるところですが、私の銀に対応して4七へ。
隠れたファインプレーでした。
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