関目の将棋屋さん の日記
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今回の図面は「これでは詰ま図」
2020.04.26
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前回の作品、初手から▲3二飛成とすると詰まなくなります(今回の図面)。
えっ?△2二なんとか▲2一銀まで、ですと?
まずは正解手順をどうぞ。
前回の詰将棋の答え
▲2二歩成
△同角
▲1三歩
△同角
▲2三銀
△2一玉
▲3二飛成
までの7手詰
歩をほかして歩を打って。
2三の歩を消して銀の打ち場所を作るということでした。
さて今回の図面、次の一手は…△2二角打!
これが「逆王手」で、▲2一銀を打つ暇がありません。
以下▲2二同歩成△同角がまた逆王手。
実戦なら▲3三銀とかですが、詰将棋ですから王手せんとあきません。
詰将棋とはいえ、こっちの王さん取られたら負け。
ですから、王手を消しながら王手を続けるといことで、▲2二同飛成の一手。
そして△2二同玉とされた局面は、いっぱい(角角銀歩)持ってますが詰まず。
こういう仕掛けでした。