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関目の将棋屋さん の日記

詰将棋を解いてみる

2019.09.08

今回の図面は、前回の詰将棋の問題図です。
作者いわく妙手度ではトップ!という手とは?

まずは▲3二飛として、△2三玉なら▲4二飛成やから、2二に何か合駒を打ってもろて…、が普通の発想です。
何を合駒しても、バラバラっとして(※1)、銀打って(※2)、角ひっくり返る(※3)まで。

…あら?
確かに詰んだけど、取った合駒が余ってる。
どっかまちごてるゆうことか…。
そもそも、はたす先生の作品にこの手順はないわな。
考え直し。

…ほ~!
初手▲3二飛なら△2二銀と3三の銀を引くという、「財産全部差し上げますから、お命だけは~」的な受け方があるのか(※4)。

…ということで、この詰将棋、絶妙の初手を発見しないと迷宮入りになります。
それでは正解発表とまいります。

前回の詰将棋の答え
▲2二飛
△1三玉
▲1四歩
△同玉
▲1二飛成(※5)
△同香
▲2二歩成
△1三玉
▲2三角成
までの9手詰

…となります。

(※1)▲2二同飛成△同銀▲同歩成△同玉
(※2)▲2三銀△3三玉
(※3)▲3二角成
(※4)△2二銀以下は、▲同飛成△同角▲同歩成△同玉▲2三銀△3三玉▲3二角成△4四玉となって脱出成功、▲2三銀に代えて▲4四角も△3三金や△3一玉でセーフ。
(※5)初めは「2二から打つなんて、オレは金とちゃうど!」などと言ってた(かもしれない)飛車ですが、ここで金にはできない王手をかけることができました。

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