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関目の将棋屋さん の日記

たまにある詳細解説

2019.06.30

前回の詰将棋の答え(図面は6手目△3一玉まで)
▲1二銀
△同玉
▲1三銀
△2一玉
▲2二飛
△3一玉(今回の図面:ここから5手詰です)



▲4三桂
△同金
▲2一飛成
△同玉
▲2二角(銀)成
までの11手詰

まずは前回の問題図をご覧ください。
ひとつの日記にひとつの画像という設定のようでして、ご不便をおかけします。

さて、盤上の攻め駒は角の1枚だけ。
ということで、1一の香が居なかったら▲1一飛まで。
これが目の付け所、読みのとっかかりとなります。

角をそのままに、香に動いてもらう王手として、
1)▲1二銀
2)▲1三桂
が頭に浮かびます。
浮かばなかったから、香の利き(1二と1三)に打ったら王手になる駒を無理やり探しましょう。
1)と2)のどちらにしても、△同香という応手は除外(当然ですね)、王さんが対応することになります。

「初手は桂馬」と言うことですし、2)の▲1三桂を考えましょう。
△3一玉なら▲2一飛まで。
なので、△1二玉▲2一銀△1三玉と進みます。
ここで1四の歩がなければ、▲1四銀△同玉▲1五飛まで。
が、たらればを言ってもしかたありません。
桂馬失敗。

1)の▲1二銀が良さそうで、△同玉▲1三銀と進みます。
これを取ってくれたら、桂馬、飛車の順に打てば詰みます。
なので△2一玉。
これで、元々の角に加えて、攻め駒に銀が増えました。
そうしたら、「数の攻めじゃ~」と2二に飛車を打ち込みましょう。
取ると即死なので△3一玉と踏ん張ります。
これが今回の図面。

ここからは、桂馬で金をずらし、升目をふさいでいる飛車をほかしつつ王さんを2一に戻します。
最後は、角でも銀でも好きなほうをクルッとしていただいて完成。

おつかれさまでした。


日記で毎回これだと、読むのも書くのも、とても根気が要ります。
でも、普段の将棋屋さんでは「詳細解説」は当たり前。
盤駒を使いながら、双方向の会話ですから、情報量もわかりやすさも桁違い。
あーじゃこーじゃ言いながらだと楽しいもんです。

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